スマートメーターと無線で接続~Wi-SUN・Bルート対応 HEMS機器向けプラットフォーム「Armadillo-Box WS1」発売


アットマークテクノ

2015年7月29日
株式会社アットマークテクノ

スマートメーターと無線で接続
Wi-SUN・Bルート対応 HEMS機器向けプラットフォーム発売

 

株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市、代表取締役:実吉 智裕、以下「アットマークテクノ」)は、次世代無線通信規格「Wi-SUN」でスマートメーターと通信できる、HEMS[*1] 機器向けプラットフォーム「Armadillo-Box WS1(アルマジロボックス ダブリュエスワン)」を2015年8月に発売します。

2016年の電力自由化を目前に控え、新しいHEMS機器・サービスの実現に向けて多くの企業が動き出しています。特に「Bルート」(従来の電力会社を介さずスマートメーターから直接データを取得するルート)は、電力会社の制約なくリアルタイムにデータを取得することもできることから、新しいサービスへの活用が期待されています。

「Armadillo-Box WS1」は、USBとLANとWi-SUNモジュールを搭載した省電力のボックス型組み込みコンピュータです。お客様が開発したアプリケーションを書き込むだけでHEMS機器を実現できます。HEMSによる新サービスを検討している新電力会社やインターネットプロバイダ、SIベンダーなどを主なターゲットとして、Bルートに対応したHEMS機器のプラットフォームとしてお使いいただくことを想定しています。
Armadillo-Box WS1は、①Wi-SUNでスマートメーターと通信できる、②小型サイズ、という2つの特長により、場所を選ばず手軽に設置できることが特長です。配電盤にCTセンサを接続する従来型と異なりスマートメーターとの連携型なので、開発や設置にかかる費用の大幅削減も期待できます。

Armadillo-Box WS1はOSとしてLinuxを採用し、カーネルやデバイスドライバなどの基本ソフトウェアはオープンソースで提供されています。また、試作から量産製造まで対応可能なOracle Javaライセンス(JREライセンス)も標準バンドルされ、自由なアプリケーション開発が可能です。例えば使用電力量が異常に増えた際に警告メールを送信する機能などを実装することができます。さらに、クラウドアプリケーションを開発して連携することで、遠隔からスマートフォン経由で見守り・監視を行うサービスなど各種用途にも応用できます。

Armadillo-Box WS1は株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役:佐野 勝大、以下「ユビキタス」)が提供するプロトコルスタック「Ubiquitous ECHONET Lite」に対応しており、Wi-SUN Profile for ECHONET Lite(TTC JJ-300.10 A方式)準拠の各社製スマートメーターと接続することが可能です。ユビキタスから提供されるSDK[*2]で開発することにより、Armadillo-Box WS1と各社のスマートメーターとの間だけでなく、家電や太陽光発電システムなどのECHONET Lite対応機器の間の通信も実現します。

Armadillo-Box WS1は、開発用のケーブルなどを含めた「開発セット」、製品化時にそのまま利用されることを想定した「量産品」の2種類をラインアップします。「Armadillo-Box WS1開発セット(型番:AB110-D00Z)」は1台30,000円(税別)で2015年8月5日に発売します。開発セット購入者にはArmadillo-Box WS1で動作するUbiquitous ECHONET Liteのサンプルアプリケーションがユビキタスから無償提供開始されます[*3]
量産向けの「Armadillo-Box WS1量産品(型番:AB110-C00Z)」は2015年10月に発売予定で、100台単価で2万円以下の販売価格を想定しています。

[*1] 一般家庭向けのエネルギー管理システム。電力の見える化や機器の自動制御を通して、電力の効率的な利用を促し、省エネやピークシフトによる電力負荷の平準化につなげる仕組み。
[*2] ECHONET LiteコアライブラリとWi-SUNプロトコルスタック、サンプルアプリケーションを含む。
[*3] アットマークテクノWebサイトからのお申込みが必要です。詳細(Armadilloサイト)

Armadillo-Box WS1のイメージ

株式会社ユビキタス 代表取締役社長 佐野 勝大のコメント

Armadillo-Box WS1の発売について、ユビキタスは下記のとおりコメントしています。

「アットマークテクノ社とは、高速起動ソリューションQuickBoot、データ管理ソリューションDeviceSQL、クラウドプラットフォームdalchymiaなど、すでに市場に合わせたタイムトゥマーケットでの組み込みシステムを提供するために複数の協業を進めている良好な関係を築いてきました。今回さらにその範囲をECHONET Liteに拡大し、Armadillo-Box WS1と組み合わせることによりお客様のスマートメーター対応ゲートウェイの開発を加速するソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。アットマークテクノ社Armadilloシリーズは、HEMS機器向けや産業用途向けで定評があり、この分野のお客様にUbiquitous ECHONET LiteがArmadillo-Box WS1と共に利用されることを期待しています。」

Wi-SUNとは

Wi-SUN(ワイサン:Wireless Smart Utility Network)は、サブギガヘルツ帯(日本では920MHz帯)を使用する、低消費電力の無線通信規格です。主にスマートメーターと宅内のHEMS機器間の「Bルート」と呼ばれる通信での利用を想定し、Wi-SUN Allianceが標準化を推進しています。

ECHONET Liteとは

ECHONET Lite(エコーネットライト)は、スマートメーターや家電、電気設備などをメーカーに限定せず相互にデータ通信できることを目指してエコーネットコンソーシアムが策定したスマートハウス向け通信プロトコルです。経済産業省が日本国内のHEMS向けの標準プロトコルとして認定しており、ISO/IECなどで国際規格化されています。

株式会社アットマークテクノおよびArmadilloについて

アットマークテクノは、札幌に本社を構える組み込みプラットフォームの開発メーカーです。ARM搭載組み込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」、FPGA搭載「SUZAKU(朱雀)」の2ブランドを展開しています。Armadilloは、省電力・耐環境性に配慮した堅牢な設計で、データロガーや監視・制御機器などに多数採用されています。また、Linuxプリインストールでカーネルやデバイスドライバ、基本的なアプリケーションはオープンソースソフトウェアとして提供され、開発環境も無償公開しています。
アットマークテクノの詳細は、 http://www.atmark-techno.com/ をご覧ください。

 

本リリースに関するお問い合わせ先

株式会社アットマークテクノ企画室

 


「Armadillo-Box WS1」について(Armadilloサイト)

※「Armadillo」「SUZAKU」は、株式会社アットマークテクノの登録商標です。その他このプレスリリースに記載されている会社名および製品名は、各社・各団体の登録商標または商標です。TMおよび®マークは記載していない場合があります。