ARM Cortex-A15デュアルコアの評価ボード新発売 ~ ルネサス エレクトロニクス製アプリケーションプロセッサ搭載


アットマークテクノ

2014年7月29日
株式会社アットマークテクノ

ARM Cortex-A15デュアルコアの評価ボード新発売
ルネサス エレクトロニクス製アプリケーションプロセッサ搭載

株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市中央区、代表取締役:実吉 智裕、以下「アットマークテクノ」)は、ARM Cortex-A15デュアルコア(1.5GHz×2)の高性能アプリケーションプロセッサを搭載した評価ボード「Armadillo-EVA(アルマジロ・エヴァ) 1500」を発売しました。

Armadillo-EVA 1500は、ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼CEO:作田 久男)製の高性能プロセッサ「R8A77430HA01BG(Engineering Sample)」を採用しています。このプロセッサは、車載情報端末向けSoC、R-Carシリーズの技術を活かし、次世代のヒューマン・マシン・インターフェースを実現する機器への利用を想定して開発されたものです。CPUパワーの高さに加え、3Dグラフィックス機能PowerVR SGX544MP2を搭載し、H.264/AVCなどのビデオCODECにも対応しており、高度なマルチメディア処理が可能なことが大きな特長です。

Armadillo-EVA 1500は、USB 3.0、PCI Express Mini Card、シリアルATAなど高速なインターフェースに対応している他、従来機器でよく使われるLAN、シリアル、SDなどの各種インターフェースも網羅しており、さまざまな分野の産業用組み込み機器を想定した評価開発に対応することができます。さらに、OSとしてLinuxを採用し、カーネルやデバイスドライバなどのソースコードはオープンソースとしてWebサイトで公開されているので、ソフトウェア開発の効率化にも役立ちます。

アットマークテクノは、ACアダプタ、開発用DVD-ROMなど開発に必要なもの一式が同梱された「Armadillo-EVA 1500評価セット(型番:AE1500-D00Z)」を98,000円(税別)で2014年7月29日より出荷開始します。Armadillo-EVA 1500本体に接続して評価することができる無線LANモジュール(IEEE 802.11b/g/n対応)、タッチパネル液晶などのオプション製品も、Armadillo取扱代理店で販売します。

量産向け開発時の回路設計の参考とできるよう、Armadillo-EVA 1500評価セット購入者向けに本体の回路図をアットマークテクノユーザーズサイト(https://users.atmark-techno.com/)で無償提供します。
また、株式会社キョウデン(本社:長野県上伊那郡、代表取締役社長:山口 鐘畿、以下「キョウデン」)がArmadillo-EVA 1500のプリント基板データをもとにした量産向け設計・製造サービスを提供します。キョウデンは、高密度で繊細なビルドアップ工法のプリント基板を設計から製造まで一貫した工程を担うことができます。この強みを活かし、SI解析・PI解析の信号解析を含めた基板の設計製造を短納期かつ高品質で実現します。これにより「R8A77430HA01BG」の性能を最大限に活用したいという要望にもいち早く応えることが可能です。

外観イメージ

主な仕様

プロセッサ(SoC) ルネサス エレクトロニクス製 R8A77430HA01BG
コア:ARM Cortex-A15(最大1.5GHz)デュアル
その他の機能:
 ・浮動小数点コプロセッサ (VFPv4) 搭載
 ・メディアプロセッシングエンジン (NEON) 搭載
 ・PowerVR SGX544 MP2
RAM 2GB (DDR3L-1600 SDRAM / 32bit×2チャンネル) [*1]
フラッシュメモリ 8GB (eMMC), 8MB (SPIフラッシュメモリ)
LAN(Ethernet) RJ-45×1 (100BASE-TX/10BASE-T, AUTO-MDIX対応)
無線LAN Armadillo-WLAN (AWL13) 搭載可能[*2](IEEE 802.11b/g/n対応, 最大通信速度 72.2Mbps※理論値)
シリアル(UART) RS232C×1, USB×1 (USB Type-Bコネクタ搭載)
汎用入出力(GPIO) 最大142bit[*3]
SD/MMC SDスロット×2 [*4]
PCIe PCI Express Mini Cardスロット×1 (PCI Express Base Specification Rev2.0規格) [*5]
シリアルATA SATA×1 (最大転送速度3Gbps), SATA用電源コネクタ搭載 [*6]
USB USB 3.0 Host (Super Speed)[*6] [*7], USB 2.0 Host/Device (High Speed)
カレンダ時計 RTC搭載 (バックアップ機能付)[*8]
オーディオ ステレオヘッドフォン出力ミニジャック, ステレオマイク入力ミニジャック, デジタル出力(HDMIコネクタ)
ビデオ CMOS 24bit LCD出力[*9], LVDS LCD出力, デジタルHD出力 (HDMIコネクタ), コンポジットビデオ入力RCAピンジャック
スイッチ ユーザースイッチ×4, 起動モードスイッチ×1, リセットスイッチ×1, 電源スイッチ×1
LED ユーザーLED×4, 電源LED×1, 警告LED×1
拡張I/F GPIO, UART, I2C, I2S, SPI, Camera, CAN, PWM
拡張バス 16bitデータバス, 20bitアドレスバス (最大27bit) [*10]
JTAG 20ピン, 2.54mmピッチ (ARM標準コネクタ)
電源電圧 12V±5%
動作温度範囲 10~40℃ (ただし結露しないこと)
外形サイズ 183×135mm (突起部含まず)

[*1] 2014年7月29日版のソフトウェアでは1GBのみアクセス可能です。
[*2] 別売。
[*3] ピンマルチプレクス機能により、GPIOとして利用可能なピンの合計です。
[*4] 無線LANと排他となります。
[*5] USB3.0 Hostと排他およびシリアルATAと排他となります。
[*6] PCI Express Mini Cardと排他となります。
[*7] 専用ファームウェアが必要です。
[*8] 電池は付属しません。
[*9] 別売のLCDオプションセット(LCD拡張ボードとタッチパネル液晶のセット)を接続可能。
[*10] SPIフラッシュメモリと排他となります。


株式会社アットマークテクノと「Armadillo」について

株式会社アットマークテクノは、ARMプロセッサ搭載、Linuxプリインストールの小型・省電力組み込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」を提供するメーカーです。Armadilloは試作から量産まで使えることが特長で、-20℃から+70℃までの動作温度に対応した製品も展開し、2002年の初代機発売以来、産業用途の組み込み機器に多数採用されています。また、「Armadillo-800 EVA」など、アプリケーションプロセッサの評価ボードも提供しています。
詳細は、 http://www.atmark-techno.com/ をご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社アットマークテクノ


R8A77430HA01BG製品について:ルネサス エレクトロニクス株式会社



※「Armadillo」は株式会社アットマークテクノの商標です。記載の商品名および会社名は、各社・各団体の商標または登録商標です。TMおよび®マークは省略しています。