※本プレスリリース中の消費税記載は、発表時の税率に基づいています。その他記載の価格情報・製品情報は発表時点のものであり、変更されている場合がありますのでご注意ください。

高性能ARM11搭載・LCDタッチパネル付き・W-SIM対応---カスタマイズが簡単な組み込み用途向けパネルコンピュータを新発売


* 「Armadillo-500 FX開発セット」は、セット内容を明確にお伝えするため、2008年11月より「Armadillo-500 FX液晶モデル開発セット」と改称させていただきました。下記リリースは発表当時の名称のまま掲載いたしております。何卒ご了承ください。


株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市中央区、代表取締役:実吉 智裕)は、画面の付いた独自のパネルコンピュータを容易に開発できる組み込みプラットフォーム「Armadillo-500 FX開発セット(アルマジロ-500エフエックス開発セット、型番:A542701-D00Z)」を発売します。

近年の組み込み機器の処理能力向上とともに、画面の付いた組み込み機器の利用場面は、カラオケリモコンやPOSハンディ端末などのポータブル機器から、コンビニエンスストアの情報端末、デジタル複合機、駐車場の精算機など多方面に広がっています。しかし携帯電話や携帯音楽プレーヤのように大量生産される機器とは異なり、これらの機器の開発には必ずしも多くの開発者、開発費、開発期間をかけられるわけではありません。また機器の目的によって、画面の向きや大きさ、ボタンの数、必要となるインターフェースの要求も多岐に及びます。「Armadillo-500 FX開発セット」は、これらの問題点を解決し、画面の付いた様々な機器を簡単に開発するための組み込みプラットフォームです。

Armadillo-500 FX開発セットは、中核機能を持った「FXボード」とユーザインターフェースを実現する「インターフェースボード」から構成されています。FXボードは60mm×100mmという組み込みやすい小型サイズで、Freescale社製ARM11プロセッサ「i.MX31」、128MB DDR SDRAM、32MBフラッシュメモリを高集積に配置した高性能小型CPUモジュール「Armadillo-500」を中心に、パネルコンピュータとしての機能が凝縮されています。インターフェースボードは、「ユーザインターフェース」を実現する部分(LCDの種類、ボタンの数、タッチパネルの種類など)と「外部インターフェース」を実現する部分(USBポートやオーディオ入出力、SDスロットなど)で構成されています。

Armadillo-500 FX

FXボードをそのまま利用しインターフェースボードだけをカスタマイズ開発することで、パネルコンピュータ開発時のハードウェアに対する様々な要求に短期間で対応することが可能となります。


その他、次のような特長があります:

  • モバイル機器にも適した4W以下の省電力設計(※1)
  • モバイルでの通信インフラを実現できるW-SIMスロット搭載
  • 5.7インチTFTタッチパネルLCD搭載(VGA、LEDバックライト)
  • 省電力ストレージSSD(1GB)搭載
  • カスタマイズ開発に役立つ回路図などのハードウェア設計資料を添付
  • 標準OSとしてLinuxを採用、すべてのソースコードが付属


様々なパネルコンピュータを実現するためには、ハードウェアのカスタマイズに対する柔軟性だけではなく、画面を活かしたユーザに優しいGUI(Graphical User Interface)を実現するソフトウェアも必要です。アットマークテクノが提供する「Armadilloシリーズ」は初代よりLinuxを標準OSとして採用してきた実績があり、オープンソースのソフトウェア資産を活かしたアプリケーション開発を行うことができます。
また、Google社が中心となり開発されている携帯電話向けソフトウェアプラットフォーム「Android」は、Linux上で動作するオープンソースソフトウェアとして2008年内に公開されることが予定されています。アットマークテクノでは「Android」が公開された際に、Armadillo-500 FXの標準プラットフォームとして採用することを検討しております。

Armadillo-500 FX開発セットは128,100円(税込)で2008年10月31日より販売を開始します。発売に先立ち、9月30日よりアットマークテクノのWebサイトにて先行予約を受け付けます。
また、幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2008」(2008年9月30日~10月4日)において、WILLCOMコアモジュールフォーラム(ホール4/No.4B34)およびコアスタッフ株式会社(ホール8/No.8K29)のブースにて展示いたします。

製品イメージ
Armadillo-500 FX
特長
  • 5.7インチTFTタッチパネルLCD
  • Freescale i.MX31搭載
  • 128MB DDR SDRAM、32MB フラッシュメモリ
  • Intel SSD搭載 (1GB)
  • W-SIM対応
  • USB 2.0 High Speed対応
  • オーディオ入出力
  • LAN
  • 24ボタン
  • SD/SDIOスロット



フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 プロダクト・マーケティング本部 ジェネラル・マネージャー 伊南 恒志

組み込み機器分野では、高度なユーザインターフェースを持つ高性能機器へのシフトが進んでいます。アットマークテクノ社が、フリースケールのi.MX31アプリケーション・プロセッサの高い性能を引き出し、高性能組込み機器の開発効率を高める超小型CPUモジュールを提供されることを嬉しく思います。アットマークテクノ社「Armadillo-500 FX開発セット」を使用することで、開発者の皆様は複雑なボード設計から開放されるだけでなく、高度な実装技術を使わずとも、短期間での開発、そして製造が可能となり、製品の迅速かつタイムリーな市場投入に大きく貢献できると確信しています。

株式会社アットマークテクノ 代表取締役 実吉 智裕

画面付き組み込み機器の需要が高まる中、産業機器向けのパネルコンピュータはいまだに選択肢が少ないのが現状です。このたび弊社が発売する「Armadillo-500 FX開発セット」は、高性能ARM11プロセッサ「i.MX31」を搭載し、ハードウェア構成を用途に合わせて柔軟にカスタマイズできるハードウェアプラットフォームです。近日オープン化が予定されているGoogle社のソフトウェアプラットフォーム「Android」との組み合わせによって、様々な用途への応用が期待でき、今後の組み込み機器市場の拡大に寄与できるものと期待しております。


株式会社アットマークテクノについて

株式会社アットマークテクノは、1997年11月に設立されたシステムハウスで、マイコンを使用した組み込み機器のハードウェア・ソフトウェアの総合的な開発を得意としています。Linux に対応した小型CPUボードを中心に技術開発を行い、ARM搭載の小型低消費電力CPUボード「Armadillo(アルマジロ)シリーズ」、Xilinx社製FPGAを搭載した「SUZAKU(朱雀)シリーズ」など、組み込み機器のプラットフォーム製品を提供しています。
詳細は http://www.atmark-techno.com/をご覧ください。


本件に関するお問合わせ先
■株式会社アットマークテクノ 営業部

(※1)W-SIM、SDカード、USB機器など外部機器が未接続の状態。
(※)記載の会社名および商品名は各社・各団体の商標または登録商標です。
(※)記載の製品の外観および仕様は予告なく変更される場合があります。