BluetoothのプロトコルスタックおよびBluetoothアダプタを開発


IT(情報技術)開発の株式会社アットマークテクノ(本社:札幌,代表取締役 実吉智裕,http://www.atmark-techno.com/) は、Bluetooth(ブルートゥース)のプロトコルスタック「At-BT」、及び「At-BT」を実装したBluetoothアダプタを開発しました。

Bluetoothとは、2.4GHz帯を利用した伝送距離10m、伝送速度1Mビット/秒を実現する近距離無線通信の規格です。Bluetoothを利用した無線ネットワークは、携帯電話、ノートパソコン、カーオーディオをはじめとする様々な情報家電の機能として搭載されることが見込まれ、2005年には全世界で7億台の機器に組込まれると予測されています。

今回開発したBluetoothアダプタはパソコンと携帯電話の間、またはパソコン同士の間を接続して通信することができます。アダプタには(株)長野日本無線(本社・長野県)製のベースバンドモジュールが内蔵されており、52x30x20mm(電池含む)というコンパクトなサイズを実現しています。(写真参照)

「At-BT」は数少ない国内製のBluetoothプロトコルスタックです。このプロトコルスタックを利用することにより、Bluetooth対応機器の開発が容易になり、開発期間の短縮、コストの大幅な削減を図ることができます。現在、「At-BT」はμITRON準拠のOSに対応しており、今後はLinuxをはじめとする他のOSへも順次移植していく予定です。

アットマークテクノでは、今回開発したプロトコルスタックの販売、及びBluetooth技術の提供をおこなっていきます。