エッジAI端末「Armadillo-IoTゲートウェイG4」にIEEE802.11ax対応モデルを追加 ~柔軟なネットワーク構成に対応したIoTゲートウェイ~


アットマークテクノ

2022年10月25日

株式会社アットマークテクノ

エッジAI端末「Armadillo-IoTゲートウェイG4」にIEEE802.11ax対応モデルを追加
~ 柔軟なネットワーク構成に対応したIoTゲートウェイ ~

株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市、代表取締役:實吉 智裕、以下アットマークテクノ)は、エッジAI処理に対応したNPU[※]搭載のIoTゲートウェイ「Armadillo-IoTゲートウェイ G4(以下、本シリーズ)」にIEEE802.11ax対応の無線LANモジュール(Bluetooth機能付)を搭載する各モデルを追加しました。インターフェースの選択肢が増えたことで、これまで以上に柔軟なネットワーク構成に対応できるようになります。

※NPU: Neural Processing Unit

本シリーズはNXPセミコンダクターズ製アプリケーションプロセッサ「i.MX 8M Plus」を搭載するエッジAI処理に対応したIoTゲートウェイとして2021年9月に最初のモデルが発表されました。当初は2ポートの有線LANをネットワークのインターフェースとして標準搭載する「LANモデル」のみでしたが、多様なIoTシステムの構成に対応するため2022年4月に「LTEモデル」をラインアップしています。今回、本シリーズに追加されたのは「LANモデル」に無線LANモジュールを搭載した「WLANモデル」と、「LTEモデル」に無線LANモジュールを搭載した「LTE+WLANモデル」です。これにより無線LAN接続のセンサーやBluetooth接続のセンサーからもIoTデータを収集できるほか、複数のネットワーク経路を想定したシステムにも柔軟に対応することができます。

NEW LTE+WLANモデル LTEモデル NEW WLANモデル LANモデル
202210_AGX4520-C03D0 202210_AGX4520-C02D0 202210_AGX4500-C03Z 202210_AGX4500-C00D0
LTE Cat.4
無線LAN/BT
LAN×2ポート
開発セット 税込82,500円
(税別75,000円)
税込71,500円
(税別65,000円)
量産モデルのみ 税込49,500円
(税別45,000円)

また今回発表した新たなモデルも、コンテナアーキテクチャを採用したLinuxベースのOS「Armadillo Base OS」を踏襲しており、長期に運用するIoTシステムに適しています。コンテナ化したアプリケーションを自由に追加できるセキュアで堅牢なアーキテクチャで、ソフトウェアアップデートの仕組みも標準提供されています。

ACアダプタ等がセットになった「LTE+WLANモデル」の開発セットは82,500円(税込)で2022年11月中に出荷される予定です。出荷開始に先立ち、幕張メッセにて開催される「IoT&5Gソリューション展」(Japan IT Week秋 内、会期:2022年10月26日~28日)のアットマークテクノブース(4ホール, 小間番号:16-30)にて、複数のAI処理を実現する本シリーズのデモンストレーション展示を行います。

■ IoT&5Gソリューション展(Japan IT Week 秋 内)のイベント案内

イベントの詳細情報

Armadillo-IoTゲートウェイG4 LTE+WLANモデル 開発セットの主な仕様

Armadillo-IoTゲートウェイG4
LTE+WLANモデル開発セット NEW
Armadillo-IoTゲートウェイG4
LTEモデル開発セット 2022年4月発表
202210_AGX4520-C03D0 202210_AGX4520-C02D0
型番 AGX4520-C03D0 AGX4520-C02D0
価格 82,500円(税込) / 75,000円(税別) 71,500円(税込) / 65,000円(税別)
CPU NXPセミコンダクターズ製 i.MX 8M Plus
Arm Cortex-A53(1.6GHz) 4コア
NPU(2.3TOPS)
RAM 2GB(LPDDR4)
ROM 10GB(eMMC, pSLCモード)
LAN RJ45×2(1000BASE-T, AUTO-MDIX対応)
モバイル通信 LTE Cat.4 (3キャリア対応, ナノSIMスロット)
無線LAN WLAN+BTコンボモジュール
IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
非搭載
USB USB 3.0×1(Type-A)
SD/MMC マイクロSDスロット×1
ビデオ/オーディオ マイクロHDMI端子(Type-D) ×1, HDMI Audio対応
セキュアエレメント NXPセミコンダクターズ製 SE050
メンテナンスポート USB micro-Bシリアルコンソール
入力電源 DC12V±10%
消費電力 約3.9W(定常状態), 約5W(WLAN通信時), TBD(LTE通信時) 約3W(定常状態), 約6W(LTE通信時)
動作温度範囲 -20~+60℃
拡張I/F MIPI CSI-2(カメラ入力), LVDS出力(4レーン) ※ケース装着時は使用不可
外形サイズ 143×100.5×26mm

プレスリリースのPDF版は下記より閲覧いただけます。

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アットマークテクノおよび「Armadillo」について

株式会社アットマークテクノは、組み込み機器向けの省電力CPUボードとその関連技術を自社独自ブランド「Armadillo(アルマジロ)」として展開しています。「Armadillo」は2001年に初代機を開発して以来、データロガーや通信機器、産業機器の操作盤やインフォメーション端末など、さまざまな組み込み機器のプラットフォームとしてご採用いただいています。2014年には「Armadillo-IoTゲートウェイ」シリーズを開発、以降IoT時代にマッチする製品開発を推進し、2020年にはシリーズ累計で50万台超の出荷を達成しました。

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組み込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」シリーズの詳細情報

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