デバイス管理ツール「Azure Sphere Explorer for Cactusphere」を公開


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IoTアダプタ「Cactusphere(カクタスフィア)」向けのデバイス管理ツール「Azure Sphere Explorer for Cactusphere」(略称:ASE4CT)を公開いたしました。
Azure Sphere Explorer (GitHub[※1]で公開されているデバイス管理ツール)をベースに実装されており、AS3上でのデバイス管理に必要な機能を搭載しています。これを利用することで、Cactusphereデバイスを簡単に一元管理できるようになります。

Azure Sphereプラットフォームは下記の3要素により多層的にセキュリティを確保しています。Azure Sphereデバイスのセキュリティを保持するためには、AS3上でデバイスを管理する必要があるため、Azure Sphere Explorer for Cactusphereを利用した管理・運用をおすすめします。

Azure Sphere OS LinuxベースのセキュアOS
Azure Sphere Certified MCU 強固な鍵保管機能などのセキュリティ機構を搭載したチップ
Azure Sphere Secuity Service (AS3) クラウドベースのセキュリティサービス
  • 証明書ベースの認証でデバイスを保護
  • デバイスの障害のレポーティング機能
  • OTAによるOS/Appのアップデート

Azure Sphere Explorer for Cactusphereの機能

  • デバイスの登録
    Azure Sphere テナントに、デバイスのクレーム(Cactusphereの登録)を行うことができます。
  • デバイスの一覧表示
    管理画面で各デバイスグループのデバイス一覧を表示させることができます。また、プロダクト/デバイスグループ/デバイスIDの順で階層表示させることで、より直感的にデバイスを操作・管理することができます。
  • グループの管理
    プロダクト/デバイスグループの作成や削除、テナントに登録されているデバイスのデバイスグループを変更することが可能です。デバイスグループ毎にOSフィードの設定やアップデートポリシーの設定を行うことができます。
  • アップデート時間の管理
    Cactusphereのアップデート保留機能を用いて、Azure Sphere OSアップデートとFirmwareアップデートの開始時間を設定することができます。
  • ソフトウェアの管理
    管理画面上からデプロイ機能を用いて、FirmwareをAS3上へアップロードすることができます。
    ※Azure Sphere OSについてはMicrosoftがAS3上にアップロードするため、ユーザーによるデプロイ設定は不要です。

Azure Sphere Explorer for Cactusphereを利用することにより、システム運用の負担を大幅に軽減できるので、収集したデータの活用などに注力することができます。Cactusphereを用いたシステム開発・運用にお役立てください。

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※1 Azure Sphere Explorer (https://github.com/matsujirushi/AzureSphereExplorer)