大日本印刷、コネクシオ、アットマークテクノ:高セキュリティなIoT環境を実現するゲートウェイ端末を発売


DNP コネクシオ アットマークテクノ

2016年5月吉日
大日本印刷株式会社
コネクシオ株式会社
株式会社アットマークテクノ

大日本印刷、コネクシオ、アットマークテクノ

高セキュリティなIoT環境を実現するゲートウェイ端末を発売
~ICカード技術を応用し、データの漏えいや機器の乗っ取りなどの不正を防止~

 

大日本印刷株式会社(以下: DNP)、コネクシオ株式会社、株式会社アットマークテクノの3社は、ICカード技術を応用した機器組み込み用のSAM(Secure Application Module)[*1]を搭載し、高セキュリティなIoT(Internet of Things: モノのインターネット)環境を実現するゲートウエー端末を共同開発し、2016年秋に発売します。

[*1] SAM:セキュアICチップ上に、データ暗号化、認証、機密情報保護等のセキュリティ機能を持つアプリケーションを搭載したモジュール。

開発の背景

昨今、車載システムの脆弱性が報告され、米国で電光掲示板の道路標識がハッキングされるなど、情報セキュリティ対策を施さない組み込み機器が、サーバーやPCなどと同様にインターネット経由でサイバー攻撃の対象となる事例が増えています。その対策として、専用回線を利用している事例や、インターネットから遮断されたモバイル回線を利用している事例などがありますが、インターネットよりも運用コストが高く、また様々なクラウドサービスを自由に選択できないという課題がありました。
こうした課題に対して、インターネットを利用することで運用コストを抑えながら、セキュリティが保たれたIoT環境を実現するため、DNP、コネクシオ、アットマークテクノは、各種センサーなどが取得したデータや機器が生成するログなどのデータを安全にクラウドサービスに送信するIoT用のゲートウェイ端末を開発しました。



新ゲートウェイ端末の特徴

このゲートウェイ端末は、アットマークテクノの産業機器向け組み込みプラットフォーム[*2]「Armadillo(アルマジロ)」をベースに、アットマークテクノとコネクシオが共同開発したIoTゲートウェイ端末に、DNPがICカード事業で培ったデジタルセキュリティ技術を応用して開発したSAMを搭載しています。
SAMにより、通信データの暗号化に加え、機器の認証、機器が取得・生成するデータの真正性確認を行うことで、機器、ソフトウエア、データの改ざんやなりすましを防止し、高い情報セキュリティを実現します。

[*2] 組み込みプラットフォーム::組み込み機器を開発するための汎用的な基盤。


新ゲートウェイ端末の予定仕様
CPUコア ARM Cortex-A7(1GHz)デュアルコア
メモリ 512MB
記憶容量 内蔵4GB(システム領域含む)、mircoSD
LAN 100BASE-TX/10BASE-T, AUTO-MDIX対応
無線通信 無線LAN(オプション)、Wi-SUN(オプション)
モバイル通信 LTE (マイクロSIMカード対応)
シリアル ×1
USB USB2.0(Host/Device)×1(High Speed)
セキュリティ機能 SAMスロット搭載
入力電源 DC8V~26.4V
動作温度範囲 -10℃~+60℃(ただし結露なきこと)
サイズ 137.6×57.0×30.2mm(突起部を除く)


新ゲートウェイ端末を中心とした、高セキュアプラットフォームの概念図


今後の取り組み

IoTの普及に向けてセキュリティ対策を強化するため、DNPは、今回開発したIoTゲートウェイを組み込んだ情報流通プラットフォームを展開し、安全なIoT環境の構築を支援していきます。 DNP、コネクシオ、アットマークテクノの3社は、特にセキュリティが必要な機器を安全に遠隔地から保守管理するシステムや社会インフラシステムなどにおける情報セキュリティの維持管理に向けて2018年までに約10万台の本製品の提供を目指します。
これらの取り組みの一環として、DNPは、ローレルバンクマシン株式会社と共同で、同社が金融機関に提供している現金処理機などの機器を、高度なセキュリティ技術で安全を確保しつつ、IoT技術を利用して、遠隔地から保守管理が行えるサービスを開発し、2016年末にテスト運用を開始します。

なお、2016年5月11日(水)~ 13日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第5回 IoT/M2M展 春」のアットマークテクノブース(ブースNo.西3-71)で、当ゲートウェイ端末を展示します。


各社について

大日本印刷株式会社 本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
コネクシオ株式会社 本社:東京 代表取締役社長:井上裕雄 資本金:27億円
株式会社アットマークテクノ 本社:北海道 代表取締役:實吉智裕 資本金:1億円

DNPはいま、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」を成長領域と位置づけ、新しい価値の創出に取り組んでいます。そのなかで、社会的なニーズが高まっている情報セキュリティへの対応を強化して、コンサルティングやマーケティングなどを含めた各種情報セキュリティソリューションを提供しています。

コネクシオは、携帯電話販売代理店としての通信に関する豊富な知識をもとに利用環境に応じたハードカスタマイズ、ネットワーク・アプリケーション負荷を考慮した安全・確実なデータ伝送方法の提供、現地対応含めたサポート等、ソフトウエアだけでは解決できない様々な課題に対応し、お客様のIoTサービスを支えています。

アットマークテクノは、組み込み機器のプラットフォーム「Armadillo」の技術をベースとしたゲートウェイを中心に、IoTの「Things(モノ)」に必須の機能・サービスをまとめた「IoTデバイスプラットフォーム」の提供を推進しています。各パートナーから提供されるサービスやクラウドプラットフォームへの対応を進め、センサー接続からクラウド連携まで広くカバーする技術を提供し、IoT社会の実現を支援してまいります。

本リリースに関するお問い合わせ先

製品に関するお問い合わせ
大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部C&Iセンター  デジタルセキュリティ本部IoT事業開発プロジェクトチーム
  • TEL: 03-6735-0517
コネクシオ株式会社 IoT・MVNO営業部
株式会社アットマークテクノ 営業部

報道関係のお問い合わせ
大日本印刷株式会社 広報室 久保田
コネクシオ株式会社 経営企画部 広報・IR課
株式会社アットマークテクノ 企画室


※「Armadillo」は、株式会社アットマークテクノの登録商標です。その他このプレスリリースに記載されている会社名および製品名は、各社・各団体の登録商標または商標です。TMおよび®マークは記載していない場合があります。


「セキュアIoTゲートウェイ」の詳細情報(Armadilloサイト)

組み込みプラットフォーム「Armadillo」とは(Armadilloサイト)