高信頼デュアルOSチェンジャー「TOPPERS-Pro SafeG」がArmadillo-810に対応


エーアイコーポレーション アットマークテクノ

2013年5月1日
エーアイコーポレーション
株式会社アットマークテクノ

エーアイコーポレーションとアットマークテクノが
インテリジェントカメラ組込みプラットフォーム『Armadillo-810』への高信頼デュアルOSチェンジャー『TOPPERS-Pro SafeG』の対応を発表


株式会社エーアイコーポレーション(以下「エーアイコーポレーション」本社:東京都品川区、代表取締役社長:加藤博之)と株式会社アットマークテクノ(以下「アットマークテクノ」本社:札幌市中央区、代表取締役:実吉智裕)は、インテリジェントカメラ組込みプラットフォーム『Armadillo-810』(ARM Cortex-A9コア)に、高信頼デュアルOSチェンジャー『TOPPERS-Pro SafeG』が対応したことを発表いたします。

Armadillo-810

アットマークテクノ製の『Armadillo-810』は、R-Mobile A1(ルネサス エレクトロニクス株式会社製)を搭載したインテリジェントカメラ向け組込みプラットフォームです。50mm×50mmという小型サイズにCPUボードとCMOSカメラモジュールを一体化し、撮影画像をリアルタイムに解析し特定物の数量や座標を抽出するなど、従来のカメラでは難しかった高度な処理機能をカメラ端末側に実装した「インテリジェントカメラ」を実現することができます。

『TOPPERS-Pro SafeG』は、NPO法人TOPPERSプロジェクトが開発した、1つのプロセッサ上で汎用OSとリアルタイムOS(以下「RTOS」)を共存して動作させるための技術「SafeG」をベースとした、デュアルOSチェンジャーです。「SafeG」では、安全な共存・動作を実現するため、ARM TrustZone技術を活用して、汎用OSとRTOSを時間的・空間的に分離して動作させます。エーアイコーポレーションは、TCP/IP、FATファイルシステム、GUIなどの各種ミドルウェアとGCC/GDB/Eclipseベースの統合開発環境を組み合わせたソリューションとして、『TOPPERS-Pro SafeG』のライセンス、保証およびサポートを行っています。

Armadillo-810

【SafeG アーキテクチャ】
1つのマイクロプロセッサ上で汎用OSとRTOSが安全に共存・動作

LinuxとμITRONの資産を活用:

『Armadillo-810』は、標準OSとして、豊富なオープンソースソフトウェア資産を活用できるLinuxを採用しています。『Armadillo-810』に対応する『TOPPERS-Pro SafeG』では、汎用OS側にLinux、RTOS側にTOPPERS/ASPが採用されています。RTOS側のTOPPERS/ASPへは、他のCPUで動作しているμITRONのリアルタイム・アプリケーションをリコンパイルして搭載可能です。これにより、Linuxの豊富な資産と、高いリアルタイム性や安全性を実現するμITRONの資産を、『Armadillo-810』のプラットフォーム上で効率良く活用することができることとなります。

画像処理・画像制御を必要とし、リアルタイム性や安全性が要求される計測器や試験機の画像センサをはじめとするさまざまな組込みカメラ対応機器に、低コストで評価・開発できる標準プラットフォームとして利用することができます。

Armadillo-810に対応した専用デュアルOSチェンジャー『TOPPERS-Pro SafeG』は、2013年7月のリリースを予定しています。リリースに先立ち、株式会社エーアイコーポレーションは、5月8日(水)~10日(金)、東京ビッグサイト(東京:国際展示場)で開催される「第16回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」(主催 リード エグジビジョン ジャパン株式会社)に出展し、デモなどを交えてご紹介いたします。

■エーアイコーポレーション 代表取締役社長 加藤 博之のコメント

「TOPPERSプロジェクトが公開しているSafeGは、同一ハードウェアプラットフォーム上で汎用OSとRTOSを安全かつ同時に実行することができる技術です。SafeGをベースとする『TOPPERS-Pro SafeG』は、「画像処理・画像解析のための豊富な機能の実現」「高い安全性・リアルタイム性の確保」という両立が困難な課題に対し、デュアルOSによるソリューションを提供いたします。高性能CPUを搭載し、低コスト・低消費電力・多機能を特長とするアットマークテクノ様の『Armadillo-810』に『TOPPERS-Pro SafeG』が対応することにより、付加価値のある機能の実装や開発効率の向上に貢献できることを期待しています。」

■アットマークテクノ 代表取締役 実吉 智裕のコメント

「Armadilloシリーズは初代モデルからLinuxをOSプラットフォームとして採用してきましたが、厳格なリアルタイム性と高い安全性を要求される分野において、要求事項を満たしきれないケースがありました。このたび、エーアイコーポレーション様の『TOPPERS-Pro SafeG』を提供いただくことによって、汎用OS(Linux)の使いやすさとRTOSのリアルタイム性が、1つのArmadilloのプラットフォーム内で実現できるようになりました。いずれも豊富なソフトウェア資産を流用できるため、コストダウンや開発期間の短縮に役立ちます。今回の協業により、Armadilloがさらに広い分野での多品種少量生産のものづくりに貢献できるよう期待しています。」

NPO法人TOPPERSプロジェクト:

TOPPERS(Toyohashi OPen Platform for Embedded Real-time Systems)プロジェクトは、ITRON仕様の技術開発成果をベースとして、組込みシステム構築の基盤となる各種のソフトウェアを開発し、高品質なオープンソースソフトウェアとして公開することで、組込みシステム技術と産業の振興を図ることを目的としたプロジェクトです。また、その利用技術や教材となるソフトウェアの提供を通じて、組込みシステム技術者育成に貢献することも目的としています。
TOPPERSプロジェクトは、 2003年9月に設立した特定非営利活動法人(NPO法人)を中心に、名古屋大学教授の高田広章をリーダとして、産学官の団体と個人の連携により推進しています。
URL: http://www.toppers.jp/

株式会社エーアイコーポレーション:

1985年の設立以来、機器組込み用ソフトウェアの専門商社として15社以上の世界のトップメーカや最先端技術のベンチャー企業の日本総代理店としてソフトウェア製品のライセンス販売をしています。ソフトウェアの販売とともに、常に良質な技術サポートとユーザの開発を支援する為の移植・SIなどのエンジニリングサービスを提供し、総合的なソリューションを提供しています。またドライバ分野を中心に自社開発製品の販売・サポート事業もおこなっています。製品分野としてはネットワーク、通信、無線、ファイルシステム、画像をはじめとするさまざまな領域のソフトウェア部品やアプリケーション、組込みソフトウェアの品質保証や生産性向上を支援するツール群、オープンソースOSを中心としたリアルタイムマルチタスクOSとその開発環境製品群があります。特に力を入れているテーマとして、大規模化、複雑化による「組込みソフトウェアの品質問題」があり、この視点より各種商品・サービスの提案・提供に力を入れています。
URL:http://www.aicp.co.jp/

株式会社アットマークテクノ:

株式会社アットマークテクノは、小型・省電力の組込みプラットフォーム「Armadillo」を提供するシステムハウスです。Armadilloは初代機発売から10年超の販売実績を誇るブランドで、各シリーズともに、試作・評価用途だけでなく製品化・ 量産向けにもそのまま利用できることが特長です。動作温度範囲-20℃から+70℃までに対応した製品もあり、産業用途の組込み機器にも多数の採用実績があります。
URL:http://www.atmark-techno.com/

お問い合わせ

※TOPPERS-Pro SafeGに関する詳細はエーアイコーポレーションにお問い合せください。

  • 株式会社アットマークテクノ
    • Webフォーム http://www.atmark-techno.com/contact
    • 「Armadillo」購入について:TEL 045-548-5651(横浜営業所)
    • アットマークテクノについて:TEL 011-207-6550(広報担当)


“TOPPERS”およびTOPPERSプロジェクトのロゴは、TOPPERSプロジェクトの登録商標です。 TRONは“The Real-time Operating system Nucleus”の略称、ITRONは“Industrial TRON”の略称、μITRONは“Micro Industrial TRON”の略称です。“Armadillo”はアットマークテクノの登録商標です。その他記載の商品名、会社名・団体名は、各社・各団体の商標または登録商標です。TMおよび®マークは記載していない場合があります。