組み込みLinux開発のガイドブック教材を無償公開~ 導入から製品化まで、実践テクニックを解説


アットマークテクノ

2010年10月19日
株式会社アットマークテクノ

株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市、代表取締役社長:実吉 智裕、以下「アットマークテクノ」)は、このたび、Linux対応小型・省電力組み込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」シリーズを使った組み込み機器の開発・製品化ガイドブック教材「Armadillo実践開発ガイド~組み込みLinuxの導入から製品化まで~」を新たに製作、2010年10月19日より「Armadillo開発者サイト(http://armadillo.atmark-techno.com/)」において無償公開します。

「Armadillo実践開発ガイド~組み込みLinuxの導入から製品化まで~」(以下「本ガイドブック」)は、アットマークテクノ製のARMコア搭載CPUボード「Armadillo-400シリーズ(Armadillo-440/420)」をプラットフォームとして、Linuxによる組み込み機器開発の基礎と実践的なテクニックを解説したガイドブックです。本ガイドブックは2部構成で、第1部は一通りの開発を体験できるチュートリアル形式、第2部は実践的Cプログラミングやイメージ作成・情報調査のためのヒントなど、さまざまな実践的ノウハウを凝縮しています。

Armadilloシリーズは、オープンソースであるLinuxを標準OSとして採用しています。組み込みLinuxでの開発には、「OSそのものの仕組み」や「組み込み特有の開発環境の理解」など必要とされる知識が膨大で、情報が分散していることが初心者にとってのハードルとなっていました。そこで本ガイドブックでは、組み込み機器開発の導入から製品化までの情報を体系的に解説しています。C言語についての基礎知識・開発経験があるエンジニアの誰もが、Armadilloシリーズを効率的に使いこなす方法を段階的かつスムーズに学べるよう工夫しました。

本ガイドブックは、組み込みLinuxユーザーに広く利用いただけるよう配慮し、クリエイティブコモンズライセンスを適用しています。Armadilloシリーズを使った組み込みLinux開発の教材として、営利・非営利を問わずご利用いただくことができます。企業での組み込み人材育成として、また大学や工業高校・専門学校などでの講義教材としても最適です。

アットマークテクノは、本ガイドブックを随時アップデートし、PDFおよびHTMLで無償公開します。2010年12月に横浜で開催される組み込み業界向け展示会「Embedded Technology 2010」(2010年12月1日~12月3日、パシフィコ横浜)の同社ブース(ブースNo. E-2)では、本ガイドブックの最新版データ(PDF)を収録したCD-ROMを数量限定で無償配布する予定です。


株式会社アットマークテクノについて

株式会社アットマークテクノは、ARMコア搭載のCPUボード「Armadillo」シリーズを中心に、小型・省電力・低価格のCPUボードとLinux OSを組み合わせた「組み込みプラットフォーム」の開発・販売を行っています。Armadilloシリーズは、2001年の初代機の発表以来、中小規模の量産案件に多数採用されてきました。LinuxだけでなくGoogle AndroidTM、Windows® Embedded、Adobe® Flash® LiteTMなど各種のソフトウェアソリューションに対応した製品もあり、開発用途やリソースに応じて柔軟に選択することが可能です。詳細は http://www.atmark-techno.com/ をご覧ください。

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