アットマークテクノ、「Armadillo-500」へのソフトウェア・ビデオ・コーデックの対応を発表~アクトイマジン社製「モビクリップ(Mobiclip)」搭載~


2007年9月12日

システムハウスの株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市中央区、代表取締役 実吉智裕)は、同社の開発したマルチOS対応ARM11搭載の超小型CPUモジュール「Armadillo-500」に、アクトイマジン社製の高品質、高圧縮率、低消費電力のソフトウェア・ビデオ・コーデック「モビクリップ(Mobiclip)」が対応したことを発表します。

「モビクリップ」は、モバイル・プラットフォーム向けに最適化されたソフトウェア・ビデオ・コーデックです。近年の携帯端末やマルチメディア機器、携帯ゲーム機などの著しい発展により、より高画質かつ高品質な動画表示の実現と同時ハードウェアのコストダウンと低消費電力化による長時間運用などにも対応することが開発者に対して求められています。
「モビクリップ」は、あらゆる電子デバイスでQVGA からFull HD まで対応しており、フル画面で高品質な映像を表示することができます。CPU パワーをより効率的に使用しCPU への負荷が少ないため長時間の連続再生が可能で、携帯電話や携帯ゲーム機などにも採用実績があります。

アットマークテクノが提供する「Armadillo-500」は小型ボードコンピュータ「Armadillo(アルマジロ)シリーズ」の最上位機種で、プロセッサとしてフリースケール・セミコンダクタ社製の最新鋭プロセッサ「i.MX31L」を搭載しています。
i.MX31LはCPUコアとしてARM11を採用しており、400MHz以上の高い動作クロックでありながらも低消費電力を実現し、ビデオやオーディオ入出力など多彩な機能を搭載しています。Armadillo-500は標準OSとしてLinuxを採用しているほか、豊富な通信機能とマルチメディア機能を備えた「Windows Embedded CEデベロッパーズキット」が横河ディジタルコンピュータ社から提供され、モバイルマルチメディア機器の実現に最適なプラットフォームとしてご利用いただけます。

Armadillo-500上で動作する「モビクリップ」はWindows Embedded CEとLinuxのいずれのOSにも対応しており、2007年9月12日開催のFreescale Technology Forum Japan 2007(目黒雅叙園)で展示されるほか、2007年11月14日(水) ~16日(金)に開催される組込み総合技術展ET2007(パシフィコ横浜)にも展示される予定です。

アクトイマジン株式会社 代表取締役 森田伸のコメント

CPUボードの高機能化に伴い、鮮明な動画表示は必要不可欠な機能になりつつあります。しかし、一般にスタンダードと呼ばれるコーデックを利用して動画を再生させる段階になると様々な問題に直面することは少なくありません。弊社の「モビクリップ」はARM用に最適化されたコーデックで、従来なら困難と思われたハードウェア上でも鮮明な動画再生を可能にした画期的な技術です。この度、横河ディジタルコンピュータ社様及びアットマークテクノ社様のご協力を得て、iMX31Lを搭載した「Armadillo-500」に弊社の動画コーデックを組み込み、鮮明でスムーズな動画再生を実感していただける機会を提供できることになりました。ハードウェアとソフトウェアを合わせたソリューションの可能性をご自分の目でご確認ください。

横河ディジタルコンピュータ株式会社 代表取締役社長 石渡誠 のコメント

携帯電話、携帯端末、携帯ゲーム機など、これまでそれほど高い動画再生品質が要求されなかった機器に、ワンセグ放送、ビデオクリップ配信の普及により、より高画質、より高品質な動画再生能力が求められるようになってきています。また、携帯機器の宿命として、長時間連続稼動の要求が必須とされ、開発者はこれらの相反する条件を短期間で開発しなければならない状況にあります。i.MX31L搭載の「Armadillo-500」をベースに Windows Embedded CE デバイスを開発し、動画再生に「モビクリップ」を採用することは、よりハイレベルなマルチメディア対応製品の開発に大きく貢献できるものと確信しております。

株式会社アットマークテクノ 代表取締役 実吉智裕のコメント

ARMアーキテクチャに最適化された動画コーデック「モビクリップ」が「Armadillo-500」でも動作することを以前から強く期待しておりました。今回、各社様のご協力により、Linux上だけでなく今後の組み込み機器向けOSとして期待されている「Windows Embedded CE」上でも動作が実現しました。i.MX31Lを採用した小型で低消費電力な「Armadillo-500」と「Windows Embedded CE」の組み合わせに「モビクリップ」が加わることによって、マルチメディア機能を持つ機器の開発がより容易で実現性が高いものとなり、今後の組み込み機器開発に貢献できるものと確信しております。

アクトイマジン株式会社について

アクトイマジンは本拠点のパリをはじめ、東京、シンガポール、サンディエゴで、モバイル・プラットフォームのビデオの限界を押し広げる、特許取得ビデオ・コーデック製品 モビクリップ(Mobiclip) の開発ならびにライセンスに基づく販売を行っています。モビクリップ は、高品質のモバイル・ビデオ・コンテンツ市場からの要望に応え、他に類を見ないビデオ体験を提供し、すでに主要な製造メーカーおよびコンテンツ配信事業者による多数の採用実績を誇ります。バッテリーの消耗を抑えつつフル画面で DVD 並の品質を実現するための、モバイル・プラットフォーム用ビデオの開発に向けて取り組んでいます。詳細はhttp://www.actimagine.com/をご覧ください。

横河ディジタルコンピュータ株式会社について

横河ディジタルコンピュータ株式会社は、マイクロコンピュータや周辺システムの設計、開発に広く関わる事業を展開してまいりました。 特にインサーキットエミュレータ(ICE)分野では、トップクラスの実績を有し、携帯電話、情報家電、自動車、産業機器など最先端の開発現場で数多く使用していただいております。国内ばかりでなく海外でも高く評価されており、米国に支店、中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなどにも販売代理店を置きワールドワイドな製品の提供ができるようになっております。また、T-Engineに代表される各種プラットフォームやWindows Embedded CEなどの開発キット、さらには組込み開発分野における開発プロジェクトのプロセス改善コンサルティングやツールの提供にも力を入れており、組込み分野を熟知している当社の経験や知識を活かした理想的な開発環境として提供しています。詳細はhttp://www.yokogawa-digital.com/ をご覧ください。

株式会社アットマークテクノについて

株式会社アットマークテクノは、 1997年11月に設立されたシステムハウスです。マイコンを使用した組み込み機器のハードウェア/ソフトウェアの総合した開発を得意とし、Linux に対応した小型CPUボードを中心に、情報家電向けに特化した技術開発をおこなっています。詳細はhttp://www.atmark-techno.com/ をご覧ください。

付属資料
Armadillo-500イメージ

【Armadillo-500の製品写真(イメージ)】
「Armadillo-500」と「開発用ベースボード」の組み合わせ

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