EMS-JPグループ、業界初「組み込み機器の無償開発サービス」を開始


電子機器に特化した関連企業34社で構成するEMS-JPグループ(所在地:東京都世田谷区、事務局長 岡 祐之)は同グループ会員企業の株式会社アットマークテクノ(本社:北海道札幌市、代表取締役 実吉 智裕)と連携して、開発費を一切不要にした組み込み機器の開発を行うサービスを開始しました。

近年、インターネットの普及に伴い、様々な組み込み機器がネットワークに接続されるようになりました。それと同時に組み込み機器の開発は大規模化・複雑化され、多くの費用が必要とされる上に、より短い開発期間を要求されるようになってきております。

このような状況の中、EMS-JPグループは組み込み機器のハードウェア開発を無償で行うサービスを開始いたしました。このサービスはアットマークテクノから提供されるボードコンピュータ「Armadilloシリーズ」の過去5年間の開発実績と技術資産を基にカスタマイズすることによって実現されています。無償で可能なカスタマイズの範囲は、入出力機能の追加や削除、プリント基板の大きさや形状などのハードウェアに関するものです。

「Armadilloシリーズ」の技術をベースとしたカスタマイズのため、開発期間が短く、「Armadilloシリーズ」の特長である小型な組込み機器を実現できます。また試作開発から量産・サポートまでEMS-JPグループによるワンストップサービスを受けることができ、一貫した体制が提供されます。

お客様からの要求には最低100台以上の生産が見込める案件からサービスを受けることができ、複数のお客様でカスタマイズされたボード共有化することによってさらなる低価格を実現することも可能です。カスタマイズの要求には出来る限り柔軟に対応し、追加生産やアフターサービスも行います。このサービスによって生産される組み込み機器は、ネットワークに接続される計測装置や制御装置など機器に最適です。

当初、年間10,000台の生産、売上高1億5千万円を目指します。

Armadilloシリーズとは

携帯電話や携帯情報端末(PDA)などの省電力機器で実績の多いARMプロセッサを搭載した、超小型のボードコンピュータです。

〔特長〕
  • 低消費電力機器のデファクトスタンダードARMプロセッサを採用
  • 標準でLinuxを採用して、ITRONやWindowsCE、NetBSDなど各種組み込み機器向けOSにも対応
  • 最小で名刺半分以下のサイズを実現

EMS-JPグループ(EMS-JP group)

EMS-JPグループは、2005年5月に中心企業5社(コアスタッフ株式会社、株式会社NTマイクロシステムズ、吉田工業株式会社、株式会社アイテス、久米電気株式会社)が中心となって設立されたコンソーシアムです。電子機器の製造・開発に特化した関連企業34社で構成され、「jpポータル」という独自のWebサイト(http://www.ems-jp.net/)をグループ内で活用し、電子機器に関する案件を積極的に受注しているグループです。

所在地 : 〒158-0096 東京都世田谷区玉川台1-5-3
TEL:03-3700-4980 FAX:03-3700-4752
代表者 : 事務局長 岡 祐之
設立 : 2005年5月

EMS-JPグループの詳細はhttp://www.ems-jp.net/をご参照ください。

株式会社アットマークテクノ(Atmark Techno, Inc.)

株式会社アットマークテクノは、 1997年11月に設立されたシステムハウスです。マイコンを使用した組み込み機器のハードウェア/ソフトウェアの総合した開発を得意とし、Linux に対応した小型CPUボードを中心に、情報家電向けに特化した技術開発を行っています。

所在地 : 〒060-0035 札幌市中央区北5条東2丁目 AFTビル6F
TEL:011-207-6550 FAX:011-207-6570
代表者 : 代表取締役 実吉 智裕
設立 : 1997年11月

お問合わせ先

この件に関するお問合わせは下記へお願いいたします。

■EMS-JPグループ 事務局:岡

■株式会社アットマークテクノ 営業部

【付属資料】

at-ems-jp-450.jpg

サービスの概要図