「梅沢無線電機」とLinux対応小型CPUボードを共同開発


IT(情報技術)開発の株式会社アットマークテクノ(本社:札幌,代表取締役 実吉智裕,http://www.atmark-techno.com/) は、梅沢無線電機株式会社(本社:東京,代表取締役 梅沢英行,http://www.umezawa.co.jp/) と、Linuxに対応した小型CPUボード(製品名:HT1070 Armadillo〔アルマジロ〕)を共同で開発しました。

「Armadillo」はCPUに携帯電話やPDA(携帯型情報端末)等で多く使われているARM系のCPU(米CirrusLogic社製)を採用し、低消費電力を実現しています。産業用ボードコンピュータのPC/104規格(*1)を採用しているため、小型(96mm x 90mm)で高い拡張性と汎用性を兼ね備えており、すでに梅沢無線電機にて販売実績のある数多くのHTシリーズ(*2)のPC/104拡張ボードを使用することができます。

「Armadillo」は標準のOSとしてLinuxを採用しています。Linuxは、PCやサーバ用として全世界で広く採用されている標準OSですが、その安定性やオープン性からFA業界や組込み型コンピュータの世界でも注目を浴びています。「Armadillo」に標準で搭載されているLANのインターフェースとLinuxを組み合わせることにより、産業用機械のネットワーク化を推進することができます。産業用のコンピュータの他、低消費電力の小型サーバとして使用することや、工業大学や高専等の実験教材等にも最適です。価格は5万円以下を予定し、2001年中に梅沢無線電機より出荷される見通しです。年間5,000台の販売を見込んでいます。

アットマークテクノは組込みコンピュータ向けのソフトウェア開発を得意とし、梅沢無線電機は主力の電子部品販売の他、技術開発部門を持ち、ボードコンピュータの開発を多く手掛けています。「Armadillo」は両社の長所を生かし、実現した製品です。両社は今回の開発を手始めに、今後も共同で開発やマーケティングなどの活動を行っていく予定です。

また「Armadillo」は(社)日本システムハウス協会が主催する「MST2001」(2001年11月20日~22日、東京ビッグサイト)の梅沢無線電機ブース(D-06)にて、展示されます。

(*1) 「PC/104」は産業用ボードコンピュータの規格です。フロッピーディスク1枚分と同じ大きさで、104ピンの拡張バスコネクタを装備しています。

(*2) 「HTシリーズ」は梅沢無線電機のPC/104準拠のオリジナル産業用ボードコンピュータ、及び拡張ボードです。

■株式会社アットマークテクノは札幌に本社を置くシステムハウスです。マイコンを使った組込み機器開発のハードウェア/ソフトウェア開発を得意としています。最近では組み込み型Linuxの他にBluetoothのプロトコルスタックも開発し、情報家電向けに特化した技術開発を行っています。

■梅沢無線電機株式会社は半導体、電子部品、電気部品の専門商社です。社内に技術推進部を設け、自社ブランドのボードコンピュータの開発も数多く手掛けています。